厚木市の特徴

地区別の組合数・棟数・戸数

厚木北地区が最多、マンション数80件 地区別の組合数(マンション件数)は、地区によって9件から80件と大きな差が見られました。中でも「厚木北地区」が80件と最も多く、他の地区を大きく引き離しています。 棟数についても、組合数とほぼ同じ傾向を示していますが、「荻野・小鮎地区」、「相川地区」、「森の里地区」では、組合数に比べてやや棟数が多いという特徴が見られました。

荻野・小鮎地区などでは大規模な団地型マンションが特徴
各地区の組合あたりの棟数を比較すると、地区によってマンションの規模に大きな差があることがわかりました。
「荻野・小鮎地区」では、一つの組合あたり平均3.67棟もの建物があり、これは複数の建物からなる大規模な団地型マンションが多いことを示唆しています。「森の里地区」(3.33棟/組合)、「相川地区」(2.73棟/組合)も同様の傾向が見られます。
一方、「厚木北地区」(1.01棟/組合)、「厚木南地区」(1.04棟/組合)、「依知地区」(1.08棟/組合)」では、一つの組合あたりの建物数がほぼ1棟であり、単独の建物からなるマンションがほとんどを占めていると考えられます。

2 建築時期別 (棟数割合)

市内の分譲マンション、築30年以上の物件が3割超
今回の調査で把握された分譲マンションの建築年は、1964年から2017年の間と幅広く分布していることがわかりました。調査時点(2020年7月)では、2018年以降に建築されたマンションは確認されていません。
築年数別の棟数割合を見てみると、「築30年以上」のマンションが全体の32.5%を占め、最も多いことがわかりました。続いて、「築20年以上」が27.6%、「築40年以上」が20.8%と、築年数が進むにつれて割合が減少する傾向が見られます。

3マンションの住戸の分布

駅近のマンション人気、住戸密度マップで明らかに マンションの住戸がどのあたりに密集しているのか、住戸密度分布図で詳しく見てみましょう。この図では、住戸がたくさん集まっている場所ほど赤色が濃くなっています。
この図から、**本厚木駅周辺(厚木北地区、厚木南地区)**にマンションの住戸が特に集中していることがわかります。これは、先ほどご紹介した住棟の分布とほぼ同じ傾向ですね。つまり、本厚木駅周辺には、たくさんのマンションが建ち並んでおり、その中に多くの住戸が存在しているということです。 駅近の利便性が、多くの人を惹きつけ、このエリアへのマンション建設が進んだ結果と考えられます。

4マンションの老朽化について

市内の分譲マンション、老朽化が進む
今回の調査結果から、市内の分譲マンションの多くが老朽化が進んでいることが明らかになりました。
具体的には、**築30年以上が57.5%(177棟)、旧耐震基準で建てられたマンションが36.4%(112棟)、築40年以上が25.0%(77棟)**と、非常に高い割合を占めています。特に注目すべきは、築50年以上のマンションも4.2%(13棟)存在しているという点です。
これらの数字から、市内の分譲マンションの過半数を築30年以上の高経年マンションが占めているという状況がわかります。

5管理組合の運営に関する状況

管理組合の設置状況
まず、管理組合の設置状況ですが、99%以上のマンションに管理組合が設置されています。これは、非常に高い設置率と言えるでしょう。
管理費について
管理費については、全国平均と比較して、厚木市のマンションの方が高めの設定となっている傾向が見られました。特に、「100円~150円/月/㎡未満」の区分が最も多く、次いで「150円~200円/月/㎡未満」という結果になりました。 管理組合の約7割は、現在の管理費について「適切」と認識していますが、一部では「高すぎる」との声も上がっています。
修繕積立金について
修繕積立金についても、管理費と同様に全国平均よりも高めの設定となっているマンションが多いという結果になりました。特に、「150円~200円/月/㎡未満」の区分が最も多く、次いで「100円~150円/月/㎡未満」、「200円/月/㎡以上」という結果になりました。 管理組合の約半数が、現在の修繕積立金について「適切」と認識していますが、残りの半数程度は「高すぎる」と感じているようです。
長期修繕計画について
長期修繕計画は、約9割のマンションで作成されています。しかし、築30年以上の高経年マンションや、40戸以下の小規模マンションでは、未作成の割合が高くなる傾向が見られました。 計画を作成しているマンションの約9割では、定期的に見直しが行われていますが、見直しを行っていないマンションも約8%存在します。
高額な理由
管理費や修繕積立金が全国平均よりも高くなっている理由としては、以下の点が考えられます。 マンションの規模: 戸数が少ないマンションほど、管理費や修繕積立金が高くなる傾向があります。
築年数: 築年数の古いマンションは、修繕費用が高額になるため、修繕積立金も高めに設定されているケースが多いです。
設備の充実度: 共用施設が充実していたり、高品質な設備が導入されているマンションは、管理費や修繕積立金が高くなる傾向があります。

6環境面

自然豊かな環境
厚木市は、豊かな自然に恵まれた街です。市内には、相模川や愛甲川などの河川や、丹沢山系の山々が広がっています。ハイキングやキャンプ、釣りなどのアウトドアアクティビティを楽しめるほか、緑豊かな公園でのんびり過ごすこともできます。また、市内には温泉地もあり、日帰り入浴で疲れを癒すこともできます。
充実した商業施設
厚木市には、大型商業施設やスーパーマーケット、飲食店などが充実しており、生活に便利です。本厚木駅周辺には、ミロードやイオンなどの商業施設があり、買い物や食事に困りません。また、市内各地にはスーパーマーケットやコンビニエンスストアも多く、日常の買い物に便利です。
子育てしやすい環境
厚木市は、子育てしやすい環境も整っています。市内には、公立の保育園や幼稚園、小学校、中学校が充実しています。また、児童館や子育て支援センターなどの施設も多く、子育てに役立つ情報や支援を受けることができます。さらに、厚木市は医療機関も充実しており、安心して子育てできる環境が整っています。
ソース

厚木市 分譲マンション実態調査 報告書
厚木市 分譲マンション実態調査 報告書 《概要版》

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